2014年05月16日
2014-05-16 日経新聞を読む会@筑波
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――5/16(金昼)報告
①1面:携帯電波 グループで利用
総務省が、携帯電話会社同士が電波を共同利用できるように制度を改正する検討を始める。グループ会社で電波を融通し合い、通信速度を向上させる狙い。
・ソフトバンクグループは賛成か反対か?
記事ではソフトバンクとイーアクセスが組んで利益を得るように書かれているが、NTTがグループ会社の電波キャパシティを結集して他社を圧倒するのでは?
・電波(通信環境)の需要と供給
総通信量は増大し続けている。需要に応じて回線を高速化・大容量化して対応するが、そうすると大容量のコンテンツやサービスが消費できるようになってキャパ拡大分がすぐに埋まってしまう。いたちごっこ的循環。
・通信各社の狡猾な戦術
高速大容量化が絶えず目指されている中で、各社2年単位の契約を推しているのは、ユーザーを古い通信環境にとどめておくため。古い通信環境の利用者が増えると通信速度が遅くなり、ユーザーは新しい高速大容量環境を求める。だが新しい環境にユーザーが一斉に移ってはすぐに混雑=キャパ枯渇が起きてしまうため、古い環境から徐々にユーザーが移っていく仕組みにしている。
同様の論理で、2G・3G並存時に2G回線がつながりやすかったり、光通信でNTTに対しユーザーの少ないKDDIが高速だったりする。
②10面:JAグループ全面広告
「農家は苦しい」のか?
JAの存在意義は、教科書的には農業者を中心とした地域の共済組織。商業利益や預金を積み立て、品種・商品の開発やその他域内投資、保険を担う。雇用創出機能も。独自にリスクをとって賭けに出られない、強くない農家が連合する組織。
ただ、稼いでる農家がいることも事実。果樹やレタスは2,000-3,000万円の年収らしい。海外と競合しない優位を得ている。花卉は競合がある。
「大規模化」追求政策のフェードアウト
最近まで農業の競争力強化と言えば「大規模化で生産コスト圧縮」が専らだった。しかしここ数年で「六次産業化」が台頭。他には真似できない独自で高付加価値のものをつくることが目指されている。コモディティ(並の物と差がない)商品の価格競争では勝てるはずがない。
③19,35面:サイバーダインが2か所に登場
19面では産業用お掃除ロボットを発売予定(←名称未定)、
35面では川崎市と協定を結んで医療・リハビリ訪日を呼び込む、と。
④21面:世代間協調の不可能性
財政再建、気候変動対策など国家や人間社会の死活を決める長期的課題を、現在世代の民主的決定で解決するのは不可能。先送りが選択され続ける。
リーダー層は解決への動きを支持しても、それ以外の人々が抵抗。「哲人皇帝」でもないと・・・。
⑤39面:鎌倉の海水浴場名、現状維持
鎌倉市が、材木座・由比ガ浜・腰越の三海水浴場のネーミングライツを売り出し、地元を代表する企業、「鳩サブレー」の豊島屋が購入。名称案を公募していたが、「現在の名称を残すべき」との意見が多く、そのままとなった。いい話。
でもよく考えると鎌倉市はこの結果を見越してネーミングライツ販売に踏み切った可能性が。。。
なお著名ラノベ作品にこの名前のキャラが登場することからそのファン層が組織票を投じた可能性が微レ存…?
――5/16(金昼)報告
①1面:携帯電波 グループで利用
総務省が、携帯電話会社同士が電波を共同利用できるように制度を改正する検討を始める。グループ会社で電波を融通し合い、通信速度を向上させる狙い。
・ソフトバンクグループは賛成か反対か?
記事ではソフトバンクとイーアクセスが組んで利益を得るように書かれているが、NTTがグループ会社の電波キャパシティを結集して他社を圧倒するのでは?
・電波(通信環境)の需要と供給
総通信量は増大し続けている。需要に応じて回線を高速化・大容量化して対応するが、そうすると大容量のコンテンツやサービスが消費できるようになってキャパ拡大分がすぐに埋まってしまう。いたちごっこ的循環。
・通信各社の狡猾な戦術
高速大容量化が絶えず目指されている中で、各社2年単位の契約を推しているのは、ユーザーを古い通信環境にとどめておくため。古い通信環境の利用者が増えると通信速度が遅くなり、ユーザーは新しい高速大容量環境を求める。だが新しい環境にユーザーが一斉に移ってはすぐに混雑=キャパ枯渇が起きてしまうため、古い環境から徐々にユーザーが移っていく仕組みにしている。
同様の論理で、2G・3G並存時に2G回線がつながりやすかったり、光通信でNTTに対しユーザーの少ないKDDIが高速だったりする。
②10面:JAグループ全面広告
「農家は苦しい」のか?
JAの存在意義は、教科書的には農業者を中心とした地域の共済組織。商業利益や預金を積み立て、品種・商品の開発やその他域内投資、保険を担う。雇用創出機能も。独自にリスクをとって賭けに出られない、強くない農家が連合する組織。
ただ、稼いでる農家がいることも事実。果樹やレタスは2,000-3,000万円の年収らしい。海外と競合しない優位を得ている。花卉は競合がある。
「大規模化」追求政策のフェードアウト
最近まで農業の競争力強化と言えば「大規模化で生産コスト圧縮」が専らだった。しかしここ数年で「六次産業化」が台頭。他には真似できない独自で高付加価値のものをつくることが目指されている。コモディティ(並の物と差がない)商品の価格競争では勝てるはずがない。
③19,35面:サイバーダインが2か所に登場
19面では産業用お掃除ロボットを発売予定(←名称未定)、
35面では川崎市と協定を結んで医療・リハビリ訪日を呼び込む、と。
④21面:世代間協調の不可能性
財政再建、気候変動対策など国家や人間社会の死活を決める長期的課題を、現在世代の民主的決定で解決するのは不可能。先送りが選択され続ける。
リーダー層は解決への動きを支持しても、それ以外の人々が抵抗。「哲人皇帝」でもないと・・・。
⑤39面:鎌倉の海水浴場名、現状維持
鎌倉市が、材木座・由比ガ浜・腰越の三海水浴場のネーミングライツを売り出し、地元を代表する企業、「鳩サブレー」の豊島屋が購入。名称案を公募していたが、「現在の名称を残すべき」との意見が多く、そのままとなった。いい話。
でもよく考えると鎌倉市はこの結果を見越してネーミングライツ販売に踏み切った可能性が。。。
なお著名ラノベ作品にこの名前のキャラが登場することからそのファン層が組織票を投じた可能性が微レ存…?
また京都にまつわる本を買うてしもた…②万城目学 作、渡会けいじ 画『鴨川ホルモー』
また京都にまつわる本を買うてしもた…①森見登美彦 作、琴音らんまる 画『夜は短し歩けよ乙女』
また19世紀後期にまつわる本を買ってしまった…⑫武田日向『異国迷路のクロワーゼ』
また19世紀後期にまつわる本を買ってしまった…⑪野口幸一『ディジタル・ホームズ』
また19世紀後期にまつわる本を買ってしまった…⑩家永三郎『革命思想の先駆者』
また19世紀後期にまつわる本を買ってしまった…⑨『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』
また京都にまつわる本を買うてしもた…①森見登美彦 作、琴音らんまる 画『夜は短し歩けよ乙女』
また19世紀後期にまつわる本を買ってしまった…⑫武田日向『異国迷路のクロワーゼ』
また19世紀後期にまつわる本を買ってしまった…⑪野口幸一『ディジタル・ホームズ』
また19世紀後期にまつわる本を買ってしまった…⑩家永三郎『革命思想の先駆者』
また19世紀後期にまつわる本を買ってしまった…⑨『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』
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