2010年04月19日

筑波大学学内広報誌『STUDENTS』2010年2月号

筑波大学学内広報誌『STUDENTS』2010年2月号、P.16、
【自著記事:「"世の中を動かす連携"を実現  環境活動で学生顕彰奨励賞」
国際総合学類4年 山本泰弘

 「3R+1 EcoCycle」・「3Ecafeプロジェクトチーム」・「つくばエコライフフレンズ」など筑波大生による環境活動の功績が認められ,それらの立ち上げに貢献したとして,山本泰弘君(国際総合4年)が日本学生支援機構の優秀学生顕彰奨励賞を受賞した。「いろいろな人やグループの連携で世の中を動かすのがこれらの共通点」と語る山本君が“仕掛けた”環境活動に迫る。

3R+1 EcoCycle(エコサイクル)*本誌広報参照
 卒業生・在学生からまだまだ使える家具・家電を引き取り,新入生に提供する“リユース(Reuse)”活動,「エコサイクル」。筑波大生おなじみになったこのプロジェクトは,全代会と環境サークルエコレンジャー,大学事務の三者の協力で成り立っている。2006年冬から始まり,今年も全代会・エコレンを中心とした精鋭たちが新入生のため計画に力を注ぐ。「僕が立ち上げた頃は手探りで粗削りな事業でしたが,引き継ぐ後輩らの活躍により(本人談:ここ重要),回を重ねるにつれ成長を遂げています」



3Ecafeプロジェクトチーム
 筑波大・つくば市の掲げる“2030年までにCO2排出を半減した「低炭素都市」を”との目標のもと,学生・研究者・地域の方・企業の方...などの連携を生み出そうとしているのがこのグループ。環境・エネルギー・経済の“3E”に関する話題を学ぶとともに,お茶やお菓子を囲んで語り合うイベント「3Eカフェ」を開催する。“気軽な会話から将来への発想が生まれる”とのねらいだ。「ある会で出た“環境を守るヒーローがいれば”というアイディアが,『イバライガーR』の復活につながったと聞いたときは痛快でした」


つくばエコライフフレンズ
 市民・学生による環境グループとして,2007年に結成。企業・行政・研究者・消費者のそれぞれが情報提供をする会「エコバッグフォーラム」・「エコドライブフォーラム」を開催し,生活にまつわる環境対策の先導役となった。昨年からは市内11の飲食店によるキャンドルナイトを実施している。「筑波大生が一般の方との連携で事業を成すというのは,必要とされているし可能性の大きいこと。今後も多分野で進んでいけば」

 つなぎ役としての手腕は龍馬のようだとも評されたというが,いずれも他の人からもたらされたチャンスを拾って始まったものとのこと。そしてもはや実際の活動を担っているのは各グループの仲間たちだ。“発起人が卒業すれば終わり”というありがちなシナリオは一応回避できているようだが,今後維持できるかどうかは在学生や新入生の参加・協力に懸かっている。その面での“持続可能性”のため,「新入生向け情報提供サイトの設立とか,後輩が立ち上げる学内の環境対策を進めるグループの支援とか,卒業までにやれることはまだ残ってます」と。筑波大の夜明けは,次代に引き継がれるだろうか。

(以上,本人自作のインタビュー風記事でお送りしました。)

3R+1 EcoCycle09-10(“3R+1”で検索)
 http://www.ecocycle-tsukuba.net/
3Ecafeプロジェクトチーム(“3Ecafe”で検索)
 http://t3ecafe.me.land.to
つくばエコライフフレンズ
 http://ecolifefriends.blog.shinobi.jp/
本人への連絡は
 resolution.2100[at]gmail.com

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